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あなたはどうして遅いのか? 『ロードバイク スキルアップトレーニング』福田 昌弘著

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どうもHOSHです。

 

突然ですが、みなさんは自分の速さに満足していますか?

 

一緒に走るメンバーや目指しているもの、または楽しみ方によっても変わってくるとは思いますが、遅いよりは速い方が絶対にいいですよね。

 

いつもブログを見てくれている方なら分かっていると思いますが、わたしも普段のライドでチームメイトを待たせてしまうことがしばしば。

こんな遅い自分といつも一緒に走ってくれる仲間には本当に感謝しています!

 

しかし、待っていてくれていると思うとプレッシャーに感じたり、申し訳なさでいっぱいになった経験ありませんか?

 

「じゃあ頑張ってたくさん練習しよう!」と思って、闇雲に練習しても簡単に速くならないのがロードバイクの悩ましいところ。

フィッティングや講習会に参加すれば解決することも多いかもしれませんが、出張先や平日の晩などちょっとした時間にできるトレーニングを探していました。

 

今回は、そんな時に出会った福田昌弘氏による著書『ロードバイク スキルアップトレーニング』について紹介したいと思います。

 

 

まえがきとハムスタースピンについて

まえがきなど

この本は『ハムスタースピン』代表の福田昌弘によるものです。

福田氏は自分が自転車に乗ることが上手ではないと思い、様々な本に書かれたトレーニングを試したり、当時は珍しかったパワーメーターを導入したりと、トレーニング方法を模索していました。

その甲斐あってパワーは向上したものの、とあるレースに毎年参戦に参戦しても毎年必ず同じ場所で脚をつってしまった経験から、

 

パワーをよりもパワーの出し方に問題があるのでは?

 

と思い、効率の良い体の動かし方を追求するようになったのだとか。

 

ところでハムスタースピンて?

 

 

ハムスタースピンとは福田昌弘氏が行っている、自転車専門のトレーニングスタジオの事です。

もともとはエンジニアとして大手企業に勤務するかたわらホビーレーサーとして各地のレースに参戦。

身体の使い方に興味を持ち、海外で研究発表や献体解剖に参加するなど、独自に研究・活動を続けているそうです。

2018年春からは、より人体への理解を深めるために大学院博士課程に入学。(著書内プロフィールより抜粋)

 

実は以前に札幌で『ハムスタースピン』の講習があった際にわたしとチームメイト数名が参加したこともあります。

 

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『あなたはどうして遅いのか?』

 

『あなたはどうして遅いのか?』

 

これは、この本の第一章のタイトルにもなっている言葉。

実際に遅さを痛感しているわたしの心を一瞬で貫いたのは言うまでもありません、、。

 

ある動作をしようとした際に、人によって使う筋肉や関節の曲げ方は人それぞれ。

ですが、効率のよい動作をするために使うべき関節の動かし方は決まっているそうです。

そのもっとも動かしやすい関節を正しく動かすことを学べるのが本書だと思います。

 

 

では、適正な筋肉を使用しないで動かし続けた場合どうなるか?

本来動かすべき関節の動きが悪い代わりに、近くにある別の関節が肩代わりすることになります。

これは脚がつってしまったり腰が痛くなったりという悪影響として身体に現れます。

こういった悪影響の事を福田氏は『代償』と呼んでいるそうです。

 

この『代償』を支払う事なく効率よく身体を動かすための具体的な方法がこの本に書かれています。

 

要約リスト
  • 『動き』のために使うべき関節は決まっている
  • 適正な関節を使わないと身体の痛みとして『代償』を支払うことになる
  • 『代償』を無くす ⇒ 効率のよい身体の動かし方になる

 

ドリル形式で分かりやすい

第2章からは実際にどういうトレーニングをすれば良いかについて書かれています。

 

本の中の言葉を借りると『ピアノを習うとき、いきなり曲をひかされることはない』。

ひとつの曲を演奏するのにも、いくつもある小節に分けたり、左手と右手の練習が必要だったりしますよね。

つまり、ひとつひとつの身体の動きについてマスターしてから最終的な動きにつながるような構成となっています。

 

実際の本はこういった感じで、ポイントや狙いがわかりやすく書かれています。

また、動作ごとに細かくセクション分けされており絵も多いので飽きずに少しずつ読み進められます。

ふだん文字を読むことが苦手な方や本を読む習慣があまりない様な方にも分かりやすい内容になっていると思います。

 

要約リスト
  • 身体の動きをドリル形式でマスター
  • ポイントや狙いが分かりやすい構成

 

練習時間の少ない人にこそオススメ

こまかく読み進められることや機材を必要としないドリルが豊富に載っているこの本。

自転車に乗らないで出来るドリルが豊富なため、平日に練習時間のあまり取れない人にこそオススメだと思います。

 

わたしの様に出張がちな人はホテルの部屋でも活用できると思います。

限られた時間を有効活用して効率よく速くなりましょう!

 

発売日にアマゾンのロードバイクのカテゴリーで一番にもなったこの本。

今のところ電子書籍版は用意されていないので、気になるのであれば品切れになる前に早めに購入してしまうのが良いと思いますよ!