どうもHOSHです。
突然ですが、わたしはヒルクライムが嫌いです。
いや、憎いと言っても過言ではありません。
そして、今シーズン最初のライドから帰ってきて『やはりヒルクライムは苦手だ』
ということを再認識しました。
もしヒルクライムが好きという方には今回の記事はあまり興味のないものかもしれません。が、わたしと同じ様にヒルクライムが、苦手だし嫌いという方にとっては多少参考になるかも?
今回は先日わたしが購入したムック本『ヒルクライム完全攻略』についてご紹介します。
ヒルクライム完全攻略
ロードバイクに乗っているならいつかチャレンジしたい、ヒルクライムレース。
雄大な山の上からの景色はもちろんだが、自分の身体能力がタイムという数値になるのも魅力のひとつ。
本書では「ヒルクライムバイクを作る!」、「バイクフィッティングの基本」、「ヒルクライムのコツは重心移動」といったヒルクライムを楽しむために必要な基本から、より速く走るためのノウハウまでを丁寧に解説していく。
そして、2大ヒルクライムレース、Mt.富士ヒルクライム、マウンテンサイクリングin乗鞍の攻略法から、計測データから見る偏差値まで掲載盛り沢山だ。
この本はサイクルジャーナリストで数々のヒルクライムレースに出場し複数回の優勝もしている強豪ヒルクライマー『ハシケン』こと橋本謙司氏が監修したもの。
内容としては、導入部分のプロローグからはじまり、
- ヒルクライムバイクを作る!
- バイクフィッティングの基本
- ヒルクライムのコツは重心移動
- 3ヶ月で仕上げるパワートレーニング
- Mt.富士ヒルクライムとマウンテンサイクリング in 乗鞍の攻略法
- ヒルクライマーのためのコンディショニング
といった章仕立てで構成されたムック本。
トレーニング方法やフィッティングのみならず、ヒルクライムバイクのための機材についても網羅されたまさに完全攻略。
初心者は参考にならない記事も
プロローグが終わると第1章からいきなり機材の話になるんですが、ハイエンドな機材の紹介は初心者にはあまり参考にならないかもしれません。
もちろん、ヒルクライムバイクは軽ければ軽い方がメリットが大きいのは理解できますが、わたしのようなヒルクライム苦手民には若干の置いてけぼり感があります。
実際の有名アマチュア選手が使用している機材も実名とともに紹介されているので、一分一秒を競っているようなヒルクライマーには重要な情報なのかも。
- 初心者向けの記事だけではない
- 生粋のヒルクライマー向けの記事も豊富
カラーの写真が多く分かりやすい
フィッティングについては以前このブログでも紹介したハムスタースピンの福田昌弘氏も登場。
実際に自転車の上で体を動かしながらフィッティングを行う『ダイナミックフィッティング』やエクササイズ方法について写真と図を用いて紹介されています。
また、フィッティングのあとは重心を意識したペダリングについてや、肩甲骨の使い方、安定したダンシング、呼吸法などについての記事。
どういうのが悪くて、こうすると良いというのがカラー写真で紹介されているので、非常に勉強になります。
なかなか痛い指摘。
わたし自身太っているせいにして諦めていた部分もあるので、荷重移動から実践してみようと思いました!
後半にはヒルクライマーのダイエットや実際の食事についてもかなり詳細に書かれているので、重量級なライダーはかなり参考になるかと。
- カラー写真や図が多くて分かりやすい
- ダイエットに関する実践的な記事も
実際のレースガイド&攻略法なども
初心者に向けた、
- Mt.富士ヒルクライム
- マウンテンサイクリングin乗鞍
という2大ヒルクライムレースについての参加ガイドと実際のコースを図解した攻略法なんかも。
また、コンディショニングの方法やマッサージなどのケアについてもかなり詳細に書かれているので、レースを見据えている方には有効だと感じました。
- 超実践的レースガイド
- コンディショニングやケアの情報も
まとめ
いきなり機材の紹介されたときには『雑誌じゃないんだから、、』と買って損したとまで思いました。
しかし、その後のセクションではフィッティングにはじまり、荷重移動についてやダンシングについてなど、わたしが苦手だと思っている部分についての記事が写真と図解付きで紹介されており、非常にためになる内容でした。
レースガイドについては、かなり人を選ぶとは思いますが、他のレースにも流用できるノウハウが盛り込まれているので、レースに出ようと考えている方には有益だと思います。
紹介しませんでしたが、巻末には有名アマチュアヒルクライマーの対談もあったりするので、一分一秒を競っているようなヒルクライマーのためのヒントも隠されているかもしれません。
電子書籍版も用意されているので、大型連休の合間にサクッと読んでみるのもいいかもしれませんね。