どうもHOSHです!
みなさんアドベンチャーしてますか?
アドベンチャーライドに欠かせないもののひとつと言えば、自転車に装着することのできるバッグ。
- ハンドルバーバッグ
- パニアバッグ
- フレームバッグ
- サドルバッグ
- ステムバッグ
様々な種類のバッグがあります。
その孤高のスタイルから、一度網膜に焼き付いてしまったら憧れざるを得ないUltra Romance。
そんなUltra Romanceが自分の経験を通じて作られた『Fabio’s Chest』というバッグはご存知でしょうか?
今回はわたしが購入した、『Ultra Romance』と『Swift Industreis』のコラボレーションバッグである『Fabio’s Chest』について
- 取り付け方
- バッグの詳細
- 積載量
- 実際の使用例
などについて紹介したいと思いますので、気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
Fabio’s Chestとは
『Fabio’s Chest』とは、『Ultra Romance』とシアトルの『Swift Industries』がコラボレーションした、サドルもしくはハンドルにラックなしで取り付けることのできる大容量ツーリングバッグです。
Swfit Industriesについてはわたしが語るまでもないと思いますが、Ultra Romance師匠については以前の記事を読んでいただければ。
取り付け方法
ハンドルに
わたしの購入したSサイズですら非常に大きいため、マウンテンドロップと呼ばれるドロップハンドルの下側が開いたハンドルもしくは、フラットバーなどをおすすめします。
これより幅の狭いハンドルを使用する場合はブレーキ操作に影響が出そうなため、注意が必要です。
取り付け方法は3種類のマジックテープのみでとってもシンプル。
太くて長いマジックテープ(手に持っている)と、その隣の長さの調節が出来て締めることのできるマジックテープで出来たベルト。
さらにヘッドチューブあたりに巻きつけて触れを防止するためのマジックテープの計3種類を使用してこんな具合に。
Ultra Romance師匠などの外国人ライダーは身長が高いので、フロントラックを使用しなくてもタイヤに干渉することはありません。
しかし、わたしの様にSサイズのフレームに乗っていたりするとバッグとタイヤが干渉してしまう恐れがあります。
ちなみにわたしの場合、
ヘッドパーツからステムの下面まで約6センチのセッティングで、
約3センチのクリアランス。
空荷だったり、軽いものしか載せない場合はそう簡単にタイヤに干渉することはありませんが、重い荷物を載せて未舗装路を走る場合は少し注意が必要です。
- 取り付けはマジックテープで
- ハンドルの高さによってはタイヤに干渉するかも
サドルに
このバッグは大型サドルバッグとしても使用できますが、その際はBrooksなどのサドル後部にベルトを通すことのできるサドルを用意する必要があります。
さらにバッグ自体の大きさがかなりあるため、一般的な日本人がサドルバッグとして使用する場合はラックを使用するかCarradice等のバッグサポーターは必須です。
- サドルによっては取り付けできない場合も
- フレームサイズによってはラックなどが必要
各部の詳細
一番大きな荷室
バッグ自体は3つの荷室に分かれており作りは非常にシンプル。
まず一番大きな正面の荷室。
これはバッグ下部のバックル2か所で留められており、それぞれ長さを調節することができるので、内容量が増減してもしっかりと固定することができます。
これらを外すとフラップがガバっと開きます。
すると中央に再びバックル。
このバックルもベルトの調節が可能。
これを外すとさらに左右を留めるバックル。
このバックルはベルト調節機能はなく、口を絞ったりもできないため、内容量が少ない場合は使う必要はないかもしれません。(少し写真が分かりにくいですね、、)
そして、このバックルを外すと大きく口が開きます。
あまりの大きさに写真に収まりきっていません。
あとで実際に買い物で使用した例を紹介しますが、とにかくめちゃくちゃ容量があります。
ちなみにこれでSサイズ。
そして荷物がたくさんある場合は、
フラップの内側にあるスナップボタンを外します。
するとフラップがほぼ倍の長さに。
これまた分かりづらいですが、フラップが伸びたおかげでおよそ倍の量を収納することが可能に。
サイドポケット
バッグの両サイドにはこんなカタチのポケットが付いています。
結構な深さがあり、底にはマチが付いているので思ったより収納力があります。
正面の荷室とは違い、こちらにはマジックテープを採用。
さらにベルト調節のできるバックルも付いているので、揺れが激しいような場合でも安心です。
試しにボトルを入れてみましょう。
まずは一般的なサイズであろうスペシャライズド製のこのサイズ。
これくらいは余裕ですね。
もう一回り大きなこちらのボトル。
こちらも問題なく収納できました!
工夫次第のループ付き
また、正面のフラップの外側には、
こんな具合にフックなどを引っ掛けられるループが無数に配置されているため、アイデア次第で色々な使い方ができます。
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Ultra Romance師匠の相方?Ultra Tradition先生も、こんな具合にネットを使用していますね。
ちょっとアウターを脱いだ際に軽く挟んでおいたり、一時的にグローブを挟めておくのに重宝しそうです。
ネットにも色々なサイズやフックの形状があるので、何でも使えるというわけではないと思いますが、単純にフックだけではなくカラビナの様に閉じる金具が付いていた方が安心だと思います。
こんなバンドがあっても面白いかもしれません。
簡単な買い出しをしてみよう
大きいのは分かったけど、実際にどのくらいものを運べるのか実験です。
今回の買いもの内容はこちら。
- 米5kg
- ビール350ml(6缶パック)
ビールの比重は置いておいて、約7kgの荷物を積んだ際にどんな具合になるか実験します。
早速購入してきました。
そして投入。
おお!まだまだかなり余裕があります!
続いてビールも投入します。
容量的には全く問題ありません!
しかしやはり重さには耐えられず。
動かなければかろうじてタイヤに干渉していません、、。
が、このクリアランスでは少しでも振動があろうものなら、ガッツリタイヤに擦ってしまうという結果に。
予想はしていましたが、過信は禁物。
わたしと同じ様にフレームサイズが小さく、Ultra Romance師匠のようにバイクパッキングでの利用を考えており、それなりの重量を積載するつもりであれば、おとなしくラックを使用しましょう。
- やはり重量があるとタイヤに干渉してしまう
- 日本人はおとなしくラックを付けたほうがいいかも?
使ってみて
メインの荷室に関しては、マジックテープなどは使用されていないため、走行中はしっかりとバックルを留めておかないと開きたい放題になってしまいます。
また、完全に閉じることができないため土砂降りの雨なんか降った場合にはおそらく浸水してしまうといったデメリットも。
さらにバックルで閉じることしかできないため、しっかりと荷物を積み閉じてしまってから開けるのは意外に面倒と感じました。
しかし、割とラフな作りのおかげで暑くなって脱いだアウターや、一時的に脱ぎたいグローブをフラップの横からサッとしまうことができるという利点も。
また、外側にネットを付けることで使い勝手をさらに向上することもできます。
重量によってはラックやサポーターを使用する必要はあるものの、積載量については圧巻の一言。
前後にFabio’s Chestを配置すれば大抵のものを運べそう。
価格は多少張りますが、何よりUltra Romanceと同じものを使用できる喜びは何物にも代えがたいはず。
定期的に供給されるものでも無さそうなので、大きめのバッグが欲しくて気になっているのであれば、まずは試してみては?