どうもHOSHです。
みなさん自転車の洗車してますか?
しなきゃしなきゃと思いつつも、マンションなどに住んでいると派手に水を使うこともできずに、どうしても後回しにしがちというのは良くあること。
わたしは一軒家に引っ越してから、以前より圧倒的に洗車する機会が増えましたが、それでも寒い時期などに水を使って洗車するのを躊躇してしまうことも。。
なんとかもう少し洗車が簡単にならないかと思っていたら、おなじみMUC-OFFからWATERLESS WASHなるクリーナーが出ているではありませんか!
そこで今回はMUC-OFFの自転車用洗剤である、WATERLESS WASHの
- 実際に使ってみた感じ
- 最終的な仕上がり
- 室内で使用する際の注意点
などについて紹介していきますので、愛車の洗車で悩んでいる方がいれば是非参考にしてみてください!
WATERLESS WASHとは
WATERLESS WASHは洗車に水を必要としないMUC-OFFの洗浄用スプレーです。
水を使わずに素早く洗浄できる、洗浄スプレー。表面の汚れをカプセル化。非粘着性で、ホコリやシミも残らない。
これ一本で洗車と艶出しの効果があります。
水を使用できない環境での洗車や、水分を嫌うE-BIKEに最適です。
外見は同じくMUC-OFFの定番クリーナーであるNANO TECH BIKE CLEANERにそっくり。
半透明のNANO TECH BIKE CLEANERと比較して洗剤自体はやや白濁しています。
このあたりが艶出し成分なんでしょうか??
スプレーの口もほぼNANO TECH BIKE CLEANER同じものだと思います。
『洗車にはまず水が必要』という概念を根底から覆すMUC-OFFプロダクト。
さらに艶出し効果もあるとは、にわかに信じられません。
北海道には梅雨がないのでよく分かっていませんが、この記事を書いている6月は全国的に梅雨入りの時期のはず。
というわけで、このWATERLESS WASHは梅雨時期に室内で洗車するのに適しているのか?を試してみることにしました。
洗車するバイクについて
というわけで、今回洗車するのは毎度おなじみCRUSTのBOMBORA。
通勤からグラベルまで幅広く楽しませてもらっているわたしの愛車です。
先日のグラベル調査や普段の通勤などでいい感じに汚れています。
BB裏もこのとおり。
製品説明には、『頑固な汚れには使用しないでください』と記載されていますが、 今回はこのくらいの汚れ具合で試してみます。
汚れのたまりやすいBB付近。
オイルと泥が混ざっているチェーンステーの汚れ。
こちらはフレームと違いマットな塗装のリム。
RDもこの汚れっぷり。
室内で洗車してみる
さっそく室内で洗車していきますが、パッケージに記載されている使用方法に乗っ取って洗車していこうと思います。
スプレーして浸透させる
『STEP-1 ご使用前に、スプレーボトルをよく振ってください。』
洗浄成分や艶出し成分が偏ってしまうのでしょうか?勢いよく振っていきます。
スプレーして放置
『STEP-2:バイクの表面にスプレーし、汚れへ浸透させるためにしばらく放置します』
室内なのでおそるおそる握ってスプレーしましたが、思いっきり握ってスプレーした方がクリーナーが霧状になる印象。
それぞれに香りがついていることで有名な?MUC-OFF製品ですが、このクリーナーはサイダーのような、甘いガムのような香りがしました。
結構なにおいがするので、奥様やパートナーがいるご家庭では十分な換気が必要かもしれません。。
汚れの多い部分を中心にまんべんなくスプレーしていきます。
どのくらい分解してくれるのか楽しみですね。
暗くて分かりにくいですが、汚れの酷いBBまわりにもたっぷりと。
スプレーする際の注意点
日本語の説明文では、特にスプレーしてはいけない場所についての記載はありません。
しかしワックス効果もあるためブレーキに係わる部分にはかけない方が無難かと思います。
念のため海外MUC-OFFのサイトを確認してみると
Finish by cleaning braking surfaces with disc brake cleaner and test brakes after use to make sure the pads are dry.
最後にディスクブレーキクリーナーでブレーキ表面を清掃し、使用後にブレーキをテストしてパッドが乾いていることを確認します。
との一文が。
このことから、できるだけブレーキに関する部分にはかからない様にするか、別途ディスクブレーキクリーナーを用意する必要があると思います。
ふき取り
『STEP-3:清潔で乾いた布でやさしく拭いてください』※ステップ3と4の過程では、いずれもMUC-OFFのマイクロファイバークロスをご利用頂くと効果的です
と記載がありますが、今回はいたって普通のウエスで拭いていきます。
おそるおそるひと拭きすると、こんな具合。
確かに汚れが落ちています。
一度汚れた面で他の部分を拭いてしまうと、塗装を傷付けてしまう可能性もあるので極力違う面で拭いてあげたほうが良いと思います。
汚れが浮いているはずなので、こんな感じで優しく全体を拭いてあげましょう。
仕上げ磨き
『STEP-4 上記3とは別の清潔で乾いた布を新たに用意し、表面を磨きます。』
※表面を傷つけるおそれがあるので、頑固な汚れには使用しないでください。
というわけで、仕上げのひと磨きをします。
今回は拭き取りの際と同様のウエスを使用しましたが、先ほども紹介したMUC-OFFのマイクロファイバークロスを使用すると、より艶が出るかもしれません。
仕上がり
どうでしょう?念入りに何度も磨いたということもなく、ささっと拭いてこの艶っぷり。
BBシェルもかなり綺麗になっていると思います。
チェーンステーもこれこのとおり。
- ボトルをよく振る
- 全体にまんべんなくスプレーする
- 10分ほど放置する
- 乾いた布で汚れを拭き取る
- 綺麗な布で仕上げに磨く
室内で使用する際の注意点
床や壁への飛び散りに注意する
車体にスプレーしたものが床にかなり垂れてきます。。
わたしは新聞紙を重ねずに敷き詰めましたが、しっかりと床まで浸透してしまいました。。
我が家はフローリングの床で元々光沢があるためかえって艶が出ましたが、すべての床がそうとは限らないため注意が必要です。
また、当然ながらスプレーが飛び散ったり、フレームにかけたつもりで外してしまったりということもあり得ますので、壁からは離して作業するのがベターです。
床に垂らしたくない場合は、ブルーシートやMUC-OFF謹製の専用マットなんかがあるといいかもしれませんね。
しっかりと換気を行う
代理店であるダイアテックプロダクツさんのサイトの注意書きの中に、
皮膚や目への刺激性があるため、手袋やゴーグルまたは眼鏡を着用のうえご使用ください。
との一文があるため、換気には十分注意する必要があると思います。
- 液がかなり垂れる
- 壁にも飛び散る
- しっかりと換気をしないと危険
ウエスに直接スプレーして拭いてもOK
がっちりと洗車する際はバイク全体にかけて放置する必要がありますが、それほど汚れが酷くない場合にはウエスにクリーナーを染み込ませ直接拭くという使い方も。
これであれば室内でも短時間で簡単にバイクを綺麗にすることができるので、日々のライドのメンテナンスにはこちらの方が使いやすいかもしれません。
もちろん砂が多く付着しているような場合は、塗装を傷つけてしまうおそれもあるため、まずは目立たないところで試してみるのが良いと思います。
- ウエスにクリーナーを染み込ませ拭き取るのもOK
- 日々のメンテナンスに最適
- 汚れすぎている時には注意
まとめ
最初は「水の要らないクリーナーって本当に大丈夫??」と思っていましたが、油分が混じっているしつこいチェーンステーの汚れも一発で綺麗になったことを考えると、その洗浄成分は申し分ないかと。
また、通常の水を使用した洗車ではブラシを使用するところ、一般的なウエスのみでこんなにも汚れが落ちるとは正直思っていませんでした。
しかも、サラッと拭いただけでここまで艶が出るのが本当に素晴らしい!
しかしながら、室内で洗車する際は液垂れ・飛び散りには注意が必要なため、汚れが酷くない場合はウエスに染み込ませて直接拭く方法がお勧め。
梅雨時期だからとか室内でとか考えなくても、ふとした「ちょっとバイクを綺麗にしたいかも」に応えられるナイスなクリーナーでした!