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【EQUIPT SARDINE】その鰯(サーディン)、工具につき|自転車携帯用工具の決定版

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どうもHOSHです。

ライドに工具は必需品

パンク修理用の工具は持って行くけどそれ以外のレンチ類は持って行かないという方も少なくないのではないでしょうか?

ロードバイクなどで比較的市街地に近いところを走ったり、必ず工具を持ってくる仲間がいればそれほど問題にはならないかもしれません。

しかし、思い付きで一人グラベルライドに出かけ電波のない林道でハンドルが緩んでしまったけど工具がない、、、なんて考えるとゾッとしますよね。

そんなトラブルのためにも最低限の携帯用工具は持っていくのがスマートですが、

  • なんだか使いにくい
  • 不要なサイズばかり
  • ビット差し替え式は紛失しそう
  • 可愛くない

携帯工具にこんな不満を持っている方も少なくないのではないでしょうか。

そんなわけで今回は携帯工具界に突如現れた話題の新星EQUIPTのSARDINE(サーディン)を紹介しようと思います。

EQUIPT(イクイプト)について

EQUIPT(イクイプト)とは自転車、旅、キャンプにまつわる『見たことはないけど欲しかったもの』をリリースするブランドです。(北澤氏のTwitterより)

WOLF TOOTHやAPIDURA、Rene Herseといったマウンテンバイク、バイクパッキング、グラベルバイク等のオフロードな自転車遊びブランドを数多く扱っているオルタナティブバイシクルズの北澤肯氏が手掛ける新しいブランド。

その第一弾アイテムとして開発に実に3年半(!)という歳月を費やしたという携帯用工具がSARDINE(サーディン)というわけです。

SARDINE(サーディン)について

サーディンは鰯(イワシ)の事で、ブルーで光沢のあるボディもこれをイメージしているものと思われます。

綺麗に切削加工されたボディ。

鮮やかなブルーのアルマイトの美しさはクリスキングやフィルウッドといった高級ヘッドパーツと比較しても遜色ないのでは。(実際に携帯工具界のクリスキングを目指しているのだとか)

表面の仕上がりの美しさもあってか握った時に「これ力かけて大丈夫?」みたいな不安感は皆無。

価格は税込7400円と携帯工具にしてはなかなかの高額ですが、所有欲を満たしてくれる仕上がりです。

持ってみるとほどよい重量感で、実際の重さはたったの38g。(参考:500円玉約5個分で約40g)

ちなみにビットの先端から先端まで(最も長くした状態)で114mmというコンパクトさ。

肝心の工具部分の構成は以下の5種類。

ヘックス(六角レンチ)
  • 3mm
  • 4mm
  • 5mm
  • 6mm
トルクス(星型)
  • T25

3,4,5mmはステム、シートポストなどなど使用頻度は言わずもがな。

ディスクブレーキが一般的になってきた近年、スルーアクスルを外すために6mmはもはや必携サイズと言えるでしょう。

個人的にトルクスを使用する事はほとんどありませんが、これを機にボトルケージ台座に取り付けるタイプのAirTagケースのネジをトルクスにして防犯性能を高めるのもありかもと思ってみたり。

組み合わせは4mmと5mmのペア。

3mmとT25のペア。

そして本体中央部分に6mmが隠れています。

それぞれが自由に可動するため、力をかけたい時には90度。

素早く回したい時にはまっすぐに。

また、従来のL字型の六角レンチでは頻繁に挿しかえて作業しなければいけませんでしたが、サーディンであればほぼ挿しかえる事なく作業することができます

とてもコンパクトなのでライドの際に邪魔になるようなことはありませんが、せっかく綺麗なアルマイトなので専用ホルダーでアピールするのが正解かも。(ホルダー買い忘れた汗)

実際に使ってみて

可動するビットが秀逸

やはりというか当然のごとく可動するビットが有能すぎます。

ステムのクランプボルトなどの開放された部分ではそれほど恩恵がありませんが、L字型の六角レンチでは一度挿しかえなければ回しきれない様な箇所ではサーディンの圧勝。

これまでボトルケージ台座の作業では細い六角レンチを何度も持ち替えていました。

しかしこのサーディンであれば90~120度くらいで緩めてから、、

まっすぐにしてクルクル回して外したり、逆もまた然り。

あと個人的に感動したのはブレーキパッドの調整時。

42Tの大きなスプロケットのおかげでこの調整ボルトに六角レンチを挿しこむのが本当に難しかったんですが、サーディンの可動するビットと短めのストロークのおかげであっさり!

どこにあっても邪魔にならない

例えばジャージのバックポケット。

Raphaのエッセンシャルケース。

サドルバッグ。

なんなら耳に挟んでも?

気になった点

収納場所に注意

コンパクトでどこにあっても邪魔になりませんが、美しいアルマイトの流線形で滑りやすいためグラベルなどでジャージのポケットからポロっと落ちてしまいそう。

また、両端のビット部分は本体に完全に収納する事ができないため、薄いジャージのポケットなどに入れる際は注意が必要かもしれません。

心配であればサドルバッグやエッセンシャルケース等に入れるか、やはり専用ホルダーを利用するのが良さそうです。

equipt サーディン用ホルダー

カラバリの少なさ

『サーディン=イワシ』から綺麗なブルーのアルマイトだとは思いますが、専用ホルダーに収めた場合バイクによっては色味がまったく合わないということに。

せっかくの高級工具ですしアルマイトも美しいため積極的に見せていきたいですが今のところ選択肢がありません。

これから徐々にカラバリが増えていくことに期待しましょう。

ちなみにわたしのバイクにはバッチリ合うので全く不満はありません!(ホルダー買います汗)

まとめ

自転車で良く使われるサイズに潔く絞り独自の回転ビットで作業性を高めた携帯工具サーディン。

単純に工具としての完成度のみならず、アルミ削り出しボディに綺麗なアルマイト加工が施されており所有欲も満たせます。

とにかく回転するビットが秀逸で個人的に3~5mmの六角レンチは今後サーディンを使う事になりそう。(本当に回しやすいんです!)

6mmも出先でスルーアクスルを回すためには十分すぎる使いやすさ。

円安の影響を受け?工具としてはやや高価にはなってしまいましたが、使い勝手の良さは間違いなし。

鮮度のいいうちにぜひ。

ペダルレンチのキューカンバーも出ました!

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