どうもHOSHです。
愛する我が子と自転車を楽しみたい!
と思うのはサイクリストであればごく自然な感情ではないでしょうか?
かくいうわたしも昨年娘が生まれてからというもの、今時点でどうやって一緒に自転車を楽しむのが最適かを常に考えてきました。
バーレーのようなトレーラータイプも捨てがたかったんですが、まだまだ娘も1歳なので1人で心細くなって泣き叫んだら大変!
そんなことを考えていたところ、ひょんなことからTHULEの自転車用チャイルドシートを譲ってもらえることに。
早速専用の自転車を組み上げ娘と近所のお出かけに使っていますが、控えめに言って最高に楽しいので全国のパパ(ママ)にもぜひ使ってほしい!
というわけで、今回はTHULEの自転車用チャイルドシートであるYepp Miniについて紹介します。
THULEとは
THULE(スーリー)とはスウェーデンに本社を構える世界最大のカーキャリアブランドです。
わたしはあまり自動車について詳しくはありませんが、思い返してみると確かに車の屋根にTHULEと書かれたキャリアが積まれていることをよく見るような気がします。
THULEのサイトに行って取扱製品を見てみるとカーキャリア以外にもいろいろと取り扱っているようです。
- サイクルキャリア
- サイクルトレーラー
- ベビーカー
- 自転車用チャイルドシート
THULE Yepp Miniとは
Yepp MiniはTHULEの自転車用チャイルドシート。
写真のとおり自転車のフロント部分に取り付けるタイプのチャイルドシートのため、子供の様子を見たり会話をしながら一緒にサイクリングすることも。
シート部分は非常に柔らかい素材で作られており、座り心地はもちろん衝撃吸収性にも優れています。
背もたれ部分には通気用の穴もたくさん空いているため、よくあるプラスチック製でクッションがついているタイプのチャイルドシートよりも涼しいはず。
シート部分は簡単に取り外すことができ専用アダプターを複数容易すれば、平日はママの自転車で一緒にお買い物、週末はパパの自転車につけて家族みんなでサイクリングなんて使い方も〇
また、アダプターはボルト2本で簡単に取り付けることができるので、個人でも工具さえあれば比較的簡単に導入できるのも魅力。(締め付けトルク等はマニュアルに従ってください)
詳細についてはTHULE公式の動画が非常に参考になります。
Yepp Miniの細部について
前述のとおりシートは硬すぎず柔らか過ぎずちょうどよい具合で、子供が乗車する際に絶妙なクッション性を発揮してくれます。
シートを車体に固定するための専用アダプターは2本のボルトで締め込んで固定します。
見ての通りアダプター自体が非常に大きいため、基本的にはママチャリのようなスレッドステムに適しているようですが、アヘッドステムにも使えます。(アヘッド専用のアダプターは別売)
シート部分は簡単に取り外しできますが、うっかりシートが外れてしまっては大変。
赤いボタンを押しながら薄いグレーのレバーを引くことでアダプターをシートに取り付けることができます。
また、簡単に取り外しされないように鍵も付属。
肩ベルトにはシートと同色の柔らかいパッド。
子供をシートに座らせたらハーネスに腕を通してバックルを留めますが、このバックルも留めやすいながらも子供は簡単に外せない仕組み。
足を乗せるフットレスト部分には足を固定するためのベルトもあります。
フットレストは成長に合わせて高さ調節も。
本当は子供がつかまるためのハンドルバーがあるはずなんですが、譲ってくれた方が紛失してしまったそう。
柔らかくて握りやすい素材でできているそうです!
子供を乗せた様子
気になったところ
アヘッドステムへの取付
ロードバイクなど最近のスポーツ自転車はアヘッドステムが主流。
もしアヘッドステムにアダプターを取り付けようとすると、アダプター自体が非常に大きくステムとヘッドチューブの間にかなりのスペースが必要となります。
わたしの自転車はYepp Miniを使う前提で組み上げたため、スペーサーをたくさん入れてステムをかちあげています。
ステムとヘッドチューブ間に必要なスペースについてはステムの形状にも依存するため、実際にアダプターを当てがって検討するのが無難。
このため、安易に今乗ってるスポーツ自転車にYepp Miniの装着を考えている方は注意が必要です。
スペーサーのようにフォークコラムに挿入してステムに添わせるアヘッドステム専用のアダプターも別売りされているため、どうしても使いたい方はこちらの導入が吉。
ハンドルの種類
Yepp Miniはフロント部分に取り付ける仕様のため、ドロップハンドルのような前傾姿勢を取るハンドルでは乗車が難しいというか安全に走行することは困難です。(試し済み)
このため、ライズ高めでバックスイープが大きいもの(わたしのBMXバーなど)や、思い切ってプロムナードバーなどを導入するのがベターかと思います。
フレーム形状について
ホリゾンタルのフレームでもハンドルを高くしたりすることで、そこそこ快適に乗車することはできます。(わたしの様に)
しかし、お子さんの成長度合いによってはフットレストがトップチューブに干渉します。
ちなみにわたしの場合、上の写真のとおり現在進行形で干渉中。。。
フットレストが一番高い位置にあると干渉します。
もちろんハンドルの切れ角にも影響します。
わかりにくいですが思いっきりハンドルを切った状態でこのくらい。
子供を乗せている時点でそんな急ハンドルを切ることもありませんが、慣れないと少し恐いです。
これについてはママチャリもしくはミキストフレームなどにすれば解決します。
まとめ
世界一の自動車用キャリアメーカーの作る自転車用チャイルドシートYepp Mini。
何より前乗せタイプで、ステムより内側にシートがあるため子供との近さが嬉しい!
後ろ乗せタイプでは会話することや様子を見ること自体が難しいことを考えると、これは相当なメリットではないでしょうか。
価格は決して安くありませんが日本のメーカーにはちょっと真似のできないカラーリングも魅力です。
スポーツ自転車やホリゾンタルフレームへの取付に関してはやや注意が必要ですが、素人にもポン付けできるので導入もしやすいかと。(締め付けトルクについてはご留意ください)
対象年齢は9カ月~3歳くらいまでなので、小さなお子さんがいるサイクリストはぜひ!