どうもHOSHです!
今年は8月くらいまでコンスタントにランニングをしていましたが、本業の忙しさのせいか体調を崩し、喉の痛みが2ヶ月ほど取れず今に至ります。
その間にすっかり体力は落ち、体重は増え、気温は下がり、平地でも雪が降りはじめました、、。
いよいよ完全に冬到来といったところで、本業の忙しさも幾分おさまり体調も良くなってきました!(遅い)
冬になり自転車はあまり乗れなくなってしまいますが、実は昨年あたりからなぜか冬だけトレランをしています。
決して速くはないどころか歩くこともしばしばですが、冬場の体力づくりにはピッタリの冬トレラン。
幸いにして札幌には自転車でもアクセスできる手頃な山がちらほらあるという恵まれた環境なんです。
そんなわけで、早速今シーズン一発目の冬トレイルランニングは『空沼岳』という所に行ってきましたので、その模様をどうぞ!
- 冬のトレランてどんな感じ?
- 服装はどんなものを選べばいいの?
- 空沼岳の雰囲気を知りたい
以前の冬のトレランについてはこちら。
はじめての空沼岳
「空沼岳にトレランに行きませんか?」
なかなか自発的にトレランに行こうとはならないので、いつも通りジェイ太郎からお誘いを受けました。
実は謎の喉の痛みと咳から約2ヶ月くらいまともな運動をしておらず、ビジネストリップランニングクラブをお休みしていたのもこのため。
夏場までは、それなりに真剣にランニングしていたのに体力もすっかり落ちてしまいました。
これまで何度か冬場の藻岩山トレランに出かけていましたが、
- 藻岩山:3km
- 空沼岳:8km+泥
と聞き、藻岩でもヘロヘロになるのに倍以上なんて走れるのか?と、かなり心配に。
しかしジェイ太郎から
- 「斜度はそれほどないですよ」
- 「軽くジョギング程度のハイクですよ」
- 「僕もその日はきっと二日酔いなので」
しかも、最終目的地は空沼岳の頂上ですが、「登山道の状況や体力に応じて途中の小屋で引き返す」とも言ってくれました。
そんな甘い言葉に誘われ、二つ返事で行くことに。
札幌市内から1時間以内で行けるアクセス抜群の空沼岳。
山頂まで3時間ほどで登ることができ、360℃の絶景が見られるとあって、季節を問わず年中登山客で賑わう人気の山です。
登山コース上には3つの沼、さらに沢沿いを歩く道や橋など、飽きることなく様々な景色を堪能できます。(YAMA HACKより引用)
トレランの模様
Twitterで参加者を募ったりもしたんですが、
- ジェイ太郎
- ノブティ
- わたし(HOSH)
という冬場のいつもの3名で空沼岳に挑むことに。
まずはノブティの愛車で登山道入り口まで向かいます。
この日は北海道内のあちらこちらで初雪が観測された翌日。
札幌市内の市街部では、道路が積雪はおろか道路が凍っていることもほぼなし。
しかし、登山口が近づくにつれて徐々に雪景色に。
早朝ということもあり、日陰はうっすらアイスバーンなんてことも。
11月初旬のこの時期にタイヤ交換をするドライバーは少数派で、ノブティもタイヤ交換はまだ。
雪国のドライバーにも色々な種類がいると思いますが、特にウィンタースポーツなどを嗜まないドライバーはギリギリまで冬タイヤに交換しない方が多いような気がします。
徐々に増えてくる雪。
慎重なハンドルさばきで登山道入口の駐車スペースへ。
「この時期の空沼岳はぐちゃぐちゃだからやめておけ」と登山をする友人から言われていたので人なんかいないだろうと思っていましたが、駐車スペースには既に車が2台駐車されており、準備をしているともう1台車がやってくるほどの盛況っぷりでした。
準備を済ませいざ出発
この日のスタート時の気温は2℃前後。
その後晴れる予報だったので服装には非常に悩みましたが、
- 薄手のアウター
- ジャージ
- Raphaの半袖メリノ
といった感じで。
シューズは濡れることを想定してGORE-TEX搭載の『inov-8 Roclite 320 GTX』をチョイス。
美しい森の中を進む
入山簿?にしっかりと名前を記入。
これまで走ったことのあった山では特に名前を書いたりしたことがなかったので、本格的な登山道に来たんだと思い身が引き締まります。
全体的にうっすらと雪をかぶった森を朝日が優しく照らしはじめます。
事前の情報どおり傾斜のキツいところはそれほどなく、体力の落ちたわたしでも普通のランニング感覚で走ることができました!
ただ、途中やっかいだったのが笹。
登山道自体はしっかりと道になっていましたが、笹がかなりせり出してきており、顔や体を容赦なく打ち付けてきます。
しかし、笹にやられるたびにおっさん3人で「キャーキャー」言いながら。
そういった不自由さもむしろ楽しかったり。
あとは、前評判どおりのぬかるんだ道。
上の写真は単純に沢のような感じですが、もっとドロドロでぐちゃぐちゃな箇所がそこかしこに。
おまけに、うっすら雪が降った下にそういったぬかるみがあるもんだから、全員一度以上は浸水しておりました。
徐々に日も昇り、程よく身体もあたたまったので少し薄着に。
若干1名薄着過ぎる人間もいますが、、。
木々に差し込む朝日ってなんでこんなに美しいんでしょう!
そもそもインドア派で基本山属性のないわたしですが、山のや森の美しさにはいつも魅了されてしまいます。
基本的に沢沿いを進んで行く今回のルート。
幾度か手すりのない手作り感満載の橋を渡るんですが、アドベンチャー感が半端ないです!
一歩間違えれば川へドボン。
しかも橋の上に雪が乗っているので、なかなかのスリル。
こういった体験もまた登山やトレランの醍醐味のひとつなのでしょう。
万景沼に到着
開かれた場所に出ると、そこは万景沼と呼ばれる美しい沼。
空沼岳には大小6つもの沼が点在しており、万景沼もそのうちのひとつ。
天候にもめぐまれ、風もほとんどなかったので、穏やかな水面に木々が映し出されておりました。
万景山荘と呼ばれる木造2階建ての小屋もあり、シーズンではないこの時期でもトイレの利用が出来ました。
ここは頂上までの約中間に位置しているそうで、頂上を目指そうか迷いましたが、徐々に雪が深くなってきたため今回はここで引き返すことに。
さらば万計沼!また来るよ!
帰りは、登山客とすれ違ったりもありましたがスイスイと下山。
この爽快感はトレランの楽しみのひとつだと思います。
しかし、喉が痛いのをいいことにほとんど運動していなかったおかげで、体重もかなり増量したので後半はヒザが痛くなりました、、。
幾度かのアドベンチャーを乗り越えて無事に下山できたのでした。
まとめ
下山してからは咳が止まらなくなったりもしましたが、仲間と森の優しさに助けられ楽しい冬トレランとなりました!
札幌市内から1時間程度のアクセスの良さや、ぬかるみこそあれど傾斜はきつくないのでトレランに自身のない方でも比較的走りやすいかもしれません。
ただ、夏場は虫が非常に多いそうなのでこの時期がベストシーズンなのかも?
札幌の南区というヒグマのメッカなので、ある程度そういった対策も必要になるとは思いますが、細い橋や川渡りといったアドベンチャーを手軽に味わうことができます。
真冬になっても入山できるのかは不明ですが、初冬のこの時期はツーンと冷えた空気のなか幻想的な風景を堪能することができますよ!