どうもHOSHです!
みなさんサドルバッグを使っていますか?
ひとくちにサドルバッグと言ってもロードバイクに使う様な小ぶりなものからブリティッシュスタイルのツーリングバッグなど様々あると思いますが、今回わたしが紹介するのは後者。
最新のカーボン製グラベルロードなどにはしっくりこないかもしれませんが、わたしの乗るCRUSTなどのスチール製のツーリングバイクにはやはり横幅のあるころんとしたあの形が似合います。
今回紹介するのはSWIFT INDUSTRIESのZeitgeist Packというハンドルバーバッグにもなるサドルバッグ。(逆も然り)
- 外観
- 細部
- 容量
- 装着したところ
などについて記事にしたので、Zeitgeist Packについて購入を検討している方や、漠然とバイクパッキング用のバッグを探している方はぜひ参考にしてみてください。
Zeitgeist Packとは
Zeitgeist Packとは、シアトルの自転車用バッグブランドSwift Industriesが作る、サドルバッグにもなるハンドルバーバッグです。
現行のSWIFT INDUSTRIESのラインナップの中では最も大きい部類のサイズ。
本国のサイトによると【12.75″w X 7.5″h X 7″d(幅32cm×高さ19cm×奥行き18cm)】との記載がありますが、これはメインコンパートメントのサイズ??
バッグ全体の大きさとしては、幅39cm(サイドポケットを折りたたんだ状態)〜48cm(サイドポケット使用時)になるそうです。
素材は基本的にX-PACで作られていますが、今回わたしが購入したのはバーテープでおなじみのCamp&Go Slowとのコラボモデルで、素材はコーデュラナイロンです。
Zeitgeist Packの細部
今回購入したのはガラガラヘビ柄のバーテープでおなじみのCamp&Go Slowとのコラボモデルでコーデュラナイロン製というのは先程も紹介しましたね。
ひと目見てそれと分かるようにガラガラヘビ柄のパイピングが施されてます。
上部のフラップ部分(トップリッド?)には通常モデルにない丸いワッペン。
ワッペンの両脇にはウェビングやD環?トップギアリング?があるので、ネットを付けたりVoileストラップで縛ったりも。
さらにその横には反射素材が配置されており、視認性も良好。
メインコンパートメント(一番大きな荷室)の容量についてはのちほど。
バッグの底にはぐるっと柔らかいプラ板が仕込まれており、荷物を入れていなかったり荷物が少なかったりした場合でも型崩れしにくいです。
用途に応じてクッションを入れたりするカスタムもできそう。
メインの口は巾着のようになっており、写真の様にギュッとしぼることができます。
さらにストラップとバックルもあるので、荷物の揺れも最小限に抑えられそう。
両サイドには小ぶりなサイドポケットと肩掛け用のストラップを通す用のD環。
こちらもサイズ感については後述しますが、工具類やカトラリーなどの小物を入れるのにぴったり。
取り付けはVoileストラップという潔さ。(以前は革ベルトだったようです)
Voileストラップの使いやすさは説明するまでもないですし、壊れてもすぐに交換できるのは便利ですよね。
また、底面にはバッグ自体の振れを抑制するためのゴムバンド付属。
このゴムを使ってバッグサポーターやラック等に固定してもいいですし、写真の様にテンションをかけてシートポストに括り付けても良さそう。
容量について
1リットルのナルゲンボトルを縦に並べて入れて、ややキツいくらいのサイズ感。
ボトルの直径が約9cmなので、縦方向18cmくらいのものなら問題なく収納できそうです。
ただ、プラ板が入っているとはいえ柔らかいため、もう少し大きいものでも問題ないと思います。
毎度おなじみヘリノックスのチェアワンを収納してみました。
ヘリノックスは雑に収納してあったため少し長さが出てしまっていますが、こちらも問題ありませんでした。(綺麗に収納すれば35cm程度)
高さ方向についてはストラップを伸ばすことでかなり容量を拡張することができます。
長さを測り忘れましたが、写真から推測して高さ方向約30センチ程度には拡張できると思います。
巾着部分もかなり余裕を持って作られているため、限界まで荷物を入れても写真のように荷物がむき出しになることもなし。
次にサイドポケット、もっともポピュラーなボトルだと思われるSPECIALIZEDの22ozを入れるとこのくらい。
サイドポケットのストラップも伸ばすことができますが、さすがにこの状態でバックルを留めることはできませんでした。
26ozのボトルだとかなりハミ出ます。
装着した様子
後ろに装着
いつもどおり、愛車のCRUST BOMOBORAに装着してみました。
使用しているサドルはBrooksのCAMBIUMなので、そのままでも装着することはできますがタイヤとの干渉を避けるためCARRADICEのバックサポーターを使用しています。
バッグサポーターはなくてもタイヤに干渉しなそうですが、このバックサポーターはクイックリリース機能があるのでお勧めです。
ちなみにバッグサポーターはSportsというやや小ぶりなモデルですが、サイズ感もZeitgeistとぴったり。
CAMBIUMサドルとCARRADICEのバッグサポーターについてはこちらをどうぞ。
全体を見るとフロントに装着しているFabio’s Chestとの色味も合って統一感が増しました!
前に装着
もともとサドルバッグとして使用するつもりでしたが、念の為ハンドルバーにぶら下げてみました。
ガラガラヘビ柄の色味こそバーテープとは合っていませんが、ころんとしたサイズ感が悪くないです。
本来であればシムを噛ませて装着したりするようですが、なくても特に問題なさそうでした。
とにかくVoileストラップで締め付けられる恩恵が絶大で、普段使用しているFabio’s chestと比較して装着しやすくズレにくい。(Fabio’s Chestもこの仕様にしたい、、)
さらにタイヤとのクリアランスもこれだけ確保できているので、わたしの様にステムをカチ上げたり、ラックを取り付けたりする必要も少ないかと。(フレームサイズによってはロード等で使えない事もないかも??)
まとめ
SWIFT INDUSTRIESの大型サドルバッグ(ハンドルバーバッグ)Zeitgeist Pack。
細部については紹介した通り派手なギミックや目新しい機能などは特にありませんが、細部まで丁寧に作られており万人にとって使いやすいバッグだと思います。
Fabio’s Chestなどと比較するとやや小ぶりですが、長期にわたるキャンプツーリングでもしない限りは必要十分な容量。
フレームサイズ等にもよりますが、この程よい大きさによって必ずしもラックを必要としないところも万人にお勧めしやすいところ。(バイクの重量を抑えることにも繋がりますよね)
これまでサドルバッグとしてはMakeshifterのコットンキャンバスのものを使用しており、荷物のない状態だと型崩れしてしまうところがやや不満でしたが、Zeitgeist Packはプラ板によりころんとした形状を保ってくれるところも気に入っています。
価格は3万円代ということで決して安くはありませんが、スチールのバイクでこれからバイクパッキングをはじめるなら最初のバッグとして購入して間違いないのではないでしょうか。