どうもHOSHです。
2019年2月7日ついに発表となったSRAMの12速電動コンポ、その名も『SRAM Red eTAP AXS』。
昨年の11月にツールドフランスさいたまクリテリウムで目撃されたのを皮切りに、先月のツアーダウンアンダー、先日のシクロクロス世界選手権などで有名選手が使っていたのは記憶に新しいところ。
今回はそんな『SRAM Red eTAP AXS』についての簡単な説明と、SRAMの規格で聞きなれない単語がちらほらあったので調べてみました。
※XDとXDRの違いについて追記しました(2019/2/8)
SRAM Red eTAP AXSとは?
いまさらわたしが説明するまでもないと思いますが、『SRAM Red eTAP AXS』はSRAMの最新ロード用電動コンポの名称です。
前述のとおりリアは12速化。
これに伴い新し『XDRドライバー』というフリーハブボディを採用することによりトップは10Tという歯数を実現。
カセットの12速化、トップの10T化により、チェーンリングはコンパクト化。
これまでForceまでしかラインナップがなかったフロントシングル用のチェーンリングも新たにRedのグレードが登場。
また、eTAP化を果たしたMTB用コンポであるEAGLEとも互換性があり、フロントREDでリアはEAGLEという組み合わせも可能に。
さらにはRockShoxから発売されるワイヤレス電動ドロッパーポストである『Reverb AXS』をロード用のシフトスイッチで操作することもできるという充実っぷり。
『AXS』はアクセスと読み、ロード用の『Red AXS』、MTB用の『EAGLE AXS』ともに専用のスマートフォンアプリでシフトスイッチの役割やシフトモードの設定などが可能。
ちなみにアプリはすでにリリース済。
単純にハイエンドの最新ロード用コンポかと思いきや、MTB用のコンポと互換性があったり、それらを設定するスマホ用アプリが用意されていたり。
従来のコンポとの互換性を潔くスパッと諦めることで、非常にシンプルで合理的なコンポに生まれ変わった印象です。
何よりロード用のチェーンリングが純粋にかっこいいですよね!(ここ重要)
単品で購入して組み替えるとなると、なかなかの出費になりそうなので庶民としては完成車が現実的な選択肢でしょうか。
詳細についてはシクロワイアードなどwebメディアの記事が参考になると思います。
気になる単語
色々調べていくうちに出てきたわたし知らない名前の規格などについても簡単に調べてみました。
AXS
読み方はアクセス。
SRAMの新しい電動コンポの統合システムを指しているそうです。
名前にこれが付いているものはスマホ用のAXS専用アプリケーションで様々な設定が可能。
DUB
昨年からSRAMのMTB用コンポに採用された軸径28.99mmの新規格スピンドルの名称。
GXPやBB30用クランクよりも耐久性や軽量性に優れ、高い互換性があるため各フレームに対応したBBを購入するだけでクランクを使いまわすことが可能に。
今回リリースされた『SRAM Red eTAP AXS』クランクセットにも採用。
XDR
従来のロード用フリーボディには取り付けることがかなわなかった、12速トップ10Tに対応したフリーボディ。
SRAM傘下のZIPPは2013年以降のロードホイールにXDR対応のフリーボディを用意しているそうです。
Chriskingなどのブランドでは早速SNSで発表がありましたね。
ちなみにMTB用のフリーボディであるXDとは違うものらしいので、XDにロード用のスプロケットは装着できないようです。
FLATTOP
12速用に開発された幅の狭いチェーンの名称?もしくはテクノロジーの名前?
12速のために開発された片側フラットな形状は静音性と耐久性が向上しているらしく、インナープレートと軸にクロームメッキ加工を施すことで耐摩耗性も獲得したとか。
ORBIT
リアディレイラーは超軽量のダンパーシステムとしてディレイラーケージのスプリング部分にシリコンフルードを内蔵。
油圧式を採用したことで従来のようなスプリングの強さが不要となり、振動に強くチェーンが暴れることを防いでくれるテクノロジーといったイメージでしょうか?(いまひとつ理解がおよんでいません、、)
これまでロングやショートといったサイズがありましたが、これひとつですべてのサイズに適応できるそうです。
まとめ
さいたまクリテでうっかり?お漏らしされてからずっと気になっていた新しいeTAP。
2月7日に日付が変わった途端に各メディアやブランド、ショップ、さらにはライダーまでもが一斉に情報を解禁してSNSなどに投稿しまくっていたのが印象的。
ふたを開けてみると、ロードレースのみならず、CXやグラベルロードにも使え、設定はスマホで完結というシンプルさ。
必要か?と言われるとなくても困ることはありませんが、新しいテクノロジーもりもりで思わず欲しくなってしまいますよね!
各社から完成車の情報も続々と発表されてきていますので、春から新車を考えている方には嬉しい悩みかも?