どうもHOSHです。
AirTag使っていますか?
2021年4月30日に発売されたAppleの紛失防止タグであるAirTag。
当ブログは一応自転車系ブログ()のため、『自転車の盗難防止に役立つのでは?』との観点から最初に記事を書いたのが2021年の7月。
その後のAirTagのファームウェアアップデート時にも記事を書きました。
一部にアイドル的人気を誇る某氏の布教活動もあってか?いずれの記事も当ブログで人気の記事となっております。
さて、今回はそんなAirtagをわたしが10ヶ月間使用して見えてきた「実際のところどうなの?」を共有してみようと思います。
9ヶ月の間には実際にAirtagを紛失した経験も積むことができたため、Airtagを使っているけど、まだ落としたり紛失したりしたことがない方もぜひ参考にしていただければ。
手元を離れてどのくらいで通知がくる?
わたしはよく出張に出かけるため、ホテルの部屋にAirTagを付けた自宅の鍵などを置いて外食に出かけることがよくあります。
あくまで体感ですが、
- 距離にして200~300m
- 時間にして5~10分
程度で、必ず手元から離れた旨の通知がiPhoneに飛んできます。
体感なのでもっと近いかもしれないし、遅いかもしれませんが概ねこのくらいです。
ちなみに、コンビニにAirTagを付けた自転車を置いて買い物しても通知が来ることはありませんが、大型スーパーやホームセンターでは通知が来ることがあります。(おそらく距離的な問題)
自宅や職場は通知から除外しているため、なかなか通知を体験することが少なく「本当に機能しているかしら?」と不安になるユーザーさんも多いかもしれませんが、わたしの使用環境ではある程度距離が離れれば100%動作しています。
電池の持ちはどうか?
Appleの公称ではAirTagの電池は約1年間持つとのこと。
しかし、使用状況によってはこれが短くなる様です。
というのも、ほぼ同時に封を切った(使用開始のためのフィルムを抜いた)AirTagでも特定の使用下の個体のみバッテリー残量が低下している通知が届いたため。
具体的には、ほぼ肌身離さず持ち歩いている自宅の鍵と財布に付けたAirTagの電池残量がアプリ上で約8割程度残っているのに対し、自転車と車の鍵に付けたAirTagではいずれも3割程度しか残っていません。
わたしの使用状況を考えると、車の鍵は自宅に置きっぱなし。
平日の通勤は自転車ですが、仕事中はBluetoothの電波が届かない距離にある駐輪所に置きっぱなし。
おそらく手元を離れた(持ち主のAppleデバイスから離れた)AirTagはBluetoothが届く範囲のAppleデバイスを探して場所を知らせようと通常より多くの電力を消費するのではないでしょうか。
もしくは、妻や通行人といった持ち主以外のAppleデバイスと通信をこまめに行ってしまい無駄に電力を消費してしまっているか。
実際の理由は不明ですが、こういった使用状況にある個体は電池が早く消耗する様です。
実際に紛失したときのこと
ある日大雪が降った朝、珍しく徒歩通勤していると突如iPhoneの通知が。
『家の鍵が手元から離れました』
「いやいやそんなわけないでしょう、ほら腰にぶら下がってんじゃん」
と思ったら非純正のAirTagケースからスポッとAirTagが抜け落ちてるではありませんか。
これまで自転車に激しめに乗っても一度も落ちたことがなかったのに、これはおそらく娘のいたずら、、。
鍵はあるので問題はないものの、このまま雪が降り続ければ春まで見つけられなくなりそう。
冷静に『探す』アプリを起動すると200m程度離れた場所で最後に確認された模様。
始業時間までにまだ余裕があったため、ちょうどいい機会だしアプリを頼りに探してみることに。
『探す』アプリを見ながらウロウロ?
『探す』アプリ上でひたすら『探す』ボタンを連打しながら来た道を引き返します。(ややこしい)
1月の寒い日で気温はもちろんマイナス、雪も降っていましたがボタンを押すために素手でウロウロ。
『探す』ボタンはAirTagとBluetooth通信が確立しなければ利用できないため、繰り返し押しながらAirTagが最後に確認された地点へ向かいました。
しかし、よくよく考えると『検出時に通知』という機能もあるため、こちらを使うのが正解だったかも?
何事も経験ですね。
無事に検出できた
『探す』アプリ上に表示されている最後に確認された場所へ着いたあたりでiPhoneがAirTagを検出。(距離にして5~10mくらい?)
そのまま最後に検出された場所へ向かって進むと、方向と距離を示す画面に切り替わりました!優秀!
ちなみに方向と距離を示す機能はU1チップを搭載したiPhone11以降の機種でのみ利用可能なため、それ以前の端末だと探すのが少し難しくなるかもしれません。
音を鳴らして無事に回収
『ここ』という表示に切り替わってから音を鳴らしてみました。
以前の記事にも記載していますが、Nintendo Switch的な優しめの音しか鳴らせなく交通量が多い道のため聞こえるか心配でしたが、意外にハッキリと
『ピロリロピロリロ…テテテッテッテテ…』
という電子音が聞こえました。
雪が降り積もっているなか白いボディを探すのはなかなか苦労しましたが、『探す』アプリの『探す』機能(わかりにくい)と組み合わせることですぐに発見することができました!
探してみた感想
探すアプリに表示されている通りに進むと見事に見つけることができました。
おそらく交通量も多い場所だったのでかなり正確な場所が他のiPhoneユーザー経由で分かったのではないでしょうか。
これだけ正確に素早く通知が来るのであれば、盗難にも十分に効果があると思われます。(AirTagを外されない前提ですが)
ただ、雪など特殊な環境に白いボディだと探しにくいのでカラバリも増やして欲しいですね!
ケースについて
キーホルダータイプ
純正の革ケースは本体より高い5000円近くするため、よほどデザインが好みでもない限り現実的ではない気がします。
もちろん使い込むほどに味が出たりという楽しみ方もありますが。
ちなみにわたしは純正ではないキーホルダータイプのケースを使用しております。
前の項目でケースから抜け落ちてしまいましたが、9ヶ月使用しても特に大きな緩みが発生したりしているわけではなく価格にしては割としっかりとしていると思いますので、とりあえず鍵にぶら下げたいという方にはお勧めです。
しかしシリコン製のため、わたしの様に子供のいたずら等で簡単に外れてはしまうので、もう少し安心感を得たいということであれば、昔からAppleのアクセサリー類を作っているBelkinやIncaseといったメーカーからもケースが出ています。
いずれもしっかりと固定され、簡単には抜け落ちない仕組みになっているようですし、デザイン性も高いです。
カードタイプ
ループのついた財布でえあればキーホルダータイプをぶら下げておけばいいと思いますが、ループのない財布の場合はカード型のホルダーも売っています。
こちらについては実際にわたしが使ったわけではないので断言はできませんが、どうしたって厚みがあるので単純にカード型にしても財布のカードホルダーには収まらない気もします。
どうしてもという方はチャレンジしてみてください。
まとめ
すでにAirTagを使っている方にとっては「当たり前のことばっかり」な内容かもしれませんが、「気にはなっているけど本当のところどうなの?」な未使用iPhoneユーザーにはそこそこ有益な内容になっているのではないでしょうか。
AirTagの仕組み上、iPhoneユーザーが多ければ多いほど発見率が高まります。
そういった意味ではiPhoneユーザーの割合が非常に多い日本はAirTagに最適な場所とも言えるのではないでしょうか。
他にも紛失防止タグや自転車の盗難を防止するためのアイテムはありますが、買い切りかつアプリから簡単に状況を確認できる手軽さは他には真似できないアドバンテージ。
転ばぬ先の杖、盗まれた時の最後の蜘蛛の糸くらいな感じで身の回りの貴重品や自転車にぶら下げておくと安心感が違いますよ!