どうもHOSHです!
みなさんトレランしてますか?
わたしは最近全くしていません!
もともと冬場の体力づくりを兼ねて仲間と藻岩山に登ったりしていましたが、最近はめっきりご無沙汰です。
トレイルランニングは自然と触れ合ったり綺麗な景色を楽しんだりできるのが魅力。
その反面、普通のランと比較すると体力的に過酷だったり、そもそもどこを走ったらいいの?という敷居の高さもあると思います。
そんな楽しいけど敷居の高いトレイルランニングやロゲイニングといった競技に気軽に触れることのできるナイスなイベントが八剣山EASY MILES。
今回は2022年8月11日に初開催された八剣山EASY MILESにわたしが参加してきた模様を紹介しようと思います。
- 八剣山EASY MILESとは
- TRAIL HUTとは
- サイクルロゲイニングとは
- イベントの模様
などについて書きましたので、イベントについて気になっていた方はぜひ参考にしてみてください。
八剣山EASY MILESとは
八剣山EASY MILESは札幌市南区を代表するトレイルランニングとカフェのお店TRAIL HUTが八剣山果樹園で開催する自然を楽しむ運動会です。
- トレイルラン 一般
- トレイルラン キッズ
- トレイルラン 愛犬ペア
- ロゲイニング
- サイクルロゲイニング
『EASY』という名前のとおり、キッズや愛犬ペアのトレイルランがあったり一般のトレイルランも約3kmと初心者にもやさしいのが嬉しいところ。
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そのほかにもJMT(ジョンミューアトレイル)に関するトークショーや会場である八剣山果樹園でのキャンプ、北海道各地の個性的なショップの出店なども。
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今回はわたしとバディがサイクルロゲイニングに参加してきました。
TRAIL HUTとは
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TRAIL HUTは札幌市南区にあるトレイルランニングとカフェのお店。
札幌やその近郊でトレイルランニングを楽しんでいる方であれば知らない方はいないくらい有名なお店ではないでしょうか。
併設されているカフェはランナーやトレイルランナーのコミュニティスペース的な役割も兼ねており、提供されるケーキ類も絶品。
また、TRAIL HUTが作る『ENERGY JELLY<COFFEE>』はあまりにも有名。
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サイクルロゲイニングとは
ロゲイニングは与えられた地図に記載されたCP(コンタクトポイント)を決められた制限時間内にまわり、CPごとに定められたポイントの合計を競う競技です。
メッセンジャー文化に詳しい読者にむけてざっくり説明するとポイント制のアーレイキャット、ポイントレースみたいな感じ。
さらに今回はフォトロゲイニングということで、地図と写真の付いたCPリストも一緒に配布。
参加者は2〜3名のチームを組み、CPリストどおりの写真を撮影することでCPをクリアしたとみなされます。
なお、撮影の際は撮影者以外のチームメイトを必ず写真の中におさめることが絶対条件。
もちろん行きにくい場所やわかりにくい場所の配点は高く設定されているため、回る順番や地図を読むスキルも重要です。
制限時間までに定められたゴールに到達し、用意された時計を撮影することで競技終了となります。
制限時間を過ぎるとかなり大きめな減点が入るため引き際も肝心。
エントリーまでの一悶着
「早くサイクルロゲイニングについて書けよ」と言われそうですが、エントリー締め切り間際のドタバタについて書いておかなくてはいけません。(興味ない方は次の段落まで飛ばしてください)
7月中旬にインスタグラムで誰かがシェアしてるのを見て面白そうなイベントだなと思い、さっそく興味がありそうな仲間に連絡を取りました。
といった返信が。
そして時は流れエントリー締切前日の7/30。
そろそろエントリーしなきゃまずいかなと思い、
これはまずい。
エントリー締切前日にしてまさかのバディ不在という緊急事態。
インスタのストーリー上でジタバタしていたのはこのため。
すると、わたしのジタバタを見かねた友人がチームに入れてくれると言うではありませんか!
よかった!無事にエントリー完了、あとは当日を待つだけ!
と思っていた翌朝、事件は起きました。
あまりに突然のことに返信もままならないわずか2分後。
急に心変わりしたNが朝っぱらから運営の方に直接連絡を取って強引にエントリーした模様、、。
これにはさすがに「マジかよ」と思わなくもありませんでしたが、さすがにNも罪悪感があったみたい。
ロゲイニング後に会場でビールを奢ってくれるというので、これで手打ちにしました。
快くチームに入れてくれたのに即脱退というわがままに付き合ってくれた友人、そして寛大な運営サイドのご配慮には本当に頭が上がりません。
みなさん大変ご迷惑をおかけいたしました。(おもにNが)
当日の模様
真駒内公園に集合
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そんなこんなで無事に?バディも決まりいよいよイベント当日。
受付開始である朝の6時に真駒内公園に到着するとすでに参加者が集まっていました。
トレランやアドベンチャー系のお店トレイルハットさん主催イベントのせいか参加者のバイクはMTBなどアドベンチャー系が多め。
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ビブ履いてドライTにドロップハンドルを付けている我々は若干浮いていたかもしれません。。
中には自作?マップホルダーを装着した方も。
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実はわたしも事前に某パイセンにマップホルダーを借りる約束を取り付けていたんですが、手違いにより届かず丸腰で参加。
その代わり、マップの出し入れを考慮してフレームバッグを装着してみました。
受付を済ませると程なくして今回のお騒がせバディ、ノブティも到着。
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最近はあまり活発に活動していませんが、わたしと同じNorth Wheelie Cycling Teamの仲間です。
その後、主催者側から簡単な競技説明とCPの趣旨などの説明。
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7時にスタートして、11時までにメイン会場である八剣山果樹園に到着する必要があるとのこと。
制限時間を1分過ぎるたびに50ptずつ減点されることなどの説明がありました。
競技説明が終わりスタート2分前にマップとCPリストが配られました。
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マップは物凄くしっかりした紙でA3のフルカラー!
CPリストもとても見やすく好印象。
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ざっと、マップとCPを見比べると小林峠が一番ポイントが高いではありませんか。
南区と西区を繋ぐ小林峠はロード系サイクリストであれば定番のコース。
互いに「まずはここだろ」と意見が一致し誰よりも早く颯爽と会場を後にしました。
これは余裕かと思われたが
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まだまだ朝の7時台なので日影はひんやり涼しく快適に小林峠を目指します。
スタート地点からは300upくらいでしょうか?
登りが苦手なことに定評のあるわたしですが、今年は地道に登り練習をしていたおかげでそこそこ軽快に登ることができたと思います。
無事に到着して記念すべき一枚目。
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CPリストのアングルと出来るだけ同じ感じで撮影し、前述のとおり必ずバディをフレームの中に収める必要があります。(ダサいポーズについては好きでやっています)
この時点で他の参加者の姿はなく小林峠に来たのは我々だけだろうとのんびりと最寄りのCPに向かいました。
次のCPは多少迷いましたが難なくクリア。
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「これは余裕っすね」
「優勝もらったな」
そんな事を二人で話しながらのんびり次のCPを決めていると、まさか参加者が近づいてくるではありませんか。
予想だにしないライバルの登場に焦り次のCPも定まらないままにリスタート。
「あいつら小林も行ったのかな、、」
「タイミング的に絶対に行ってますよね、、」
余裕だったふたりのスイッチが一気に本気モードに。(EASYとは)
いたちごっこな中盤
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次のCPに到着するとまたすぐにすれ違うライバル。
「次はこっちだね」
「いや、なんかこの道行けそうですよ?」
地図を見ながら目的地に繋がりそうな道に飛び込んでみました。
すると、走ったことのない木漏れ日の美しいナイスルート発見にテンションのあがるふたり。
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CPを設定した運営さんが見せたかったルートのひとつでしょうか?
これだけでも今日来た甲斐があったというもの。
そして次のCP。
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写真を撮り終えると、やはり追いついてくるライバル。
次は定番の練習ルートだった激坂のピークあたり。
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ジリジリと上がってくる気温、せまるライバル。
だめだ振り切れない。
そんないたちごっこを何度か繰り返しスタートから1時間半くらいが経過。
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にっこにこでダブルピースしていますが、追われるプレッシャーと暑さでわたしのガラスの脚は売り切れ寸前。(前日の深酒が主な原因)
なかなか埒が明かない状況に「デカいポイント取らないと絶対に勝てない」と方針を固め。
2番目にポイントの高い定山渓ダムへ向けて走り出しました。
高ポイントを目指して
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途中、配点は低かったものの途中で見覚えのあるスポットがCPになっていたので念のため。
次の目的地に定めた定山渓ダムまでは平坦ややダラダラ登りで約15kmくらいのルート。
暑いのも登りも苦手、さらに最近は長い距離を全然走っていないわたしは徐々に限界が近づいてきました。
「俺が引くから着いてこい」
ここからの区間まだ体力的に余裕のあったノブティに引いてもらいなんとか定山渓ダムを目指しました。
このあたりになると、あまり用意してこなかった補給が底をついてきました。
競技中にコンビニ寄ったりできると思ってましたが、全然そんな余裕ないんだもん、、。
お盆で混み合う国道230号線をひたすら辛抱してノブティの後ろを走り約30分、ついに定山渓ダム到着!
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ライバルの姿はありません。
さらに近場のこちらも。
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この時点で時計は9時30分。
残り時間は1時間半。
やはりライバルの姿は見えず勝利を確信しかけた時でした。
CPから国道に合流する信号で、まさかのライバル登場。
取れるとこ全部取ってゴール
残り時間で行ける範囲のCPひとつでも落としたら負けると判断し次の高ポイントCPを目指しました。
3番目にポイントの高いこちら。
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さらに近場のここ。
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メイン会場である八剣山果樹園を通り過ぎてすこし登ったこちら。
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この時点で時計は10時20分、残り時間は40分。
行けそうなCPはメイン会場すぐそばの八剣山小屋を残すのみ。
しかしこの小屋が全然見つからない。
八剣山果樹園手前のトンネルを行ったり来たり。
ガードレールを越えてトレランコースに侵入してみたり。
地図ではすぐそこにあるはずなのに、どこから入っていくのか全然わからない!
残り時間も15分。
いよいよ焦り始め、互いにピリつきはじめたときに八剣山の登山口への道を発見!
そのまま奥に進むとついに最後のCPを発見!
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この時点で残り時間は10分強、いける!
急いでトンネルを走りメイン会場である八剣山果樹園へ。
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すでに会場はなかなかの盛況っぷり。
最後にゴール時間を撮影し、競技終了!
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専用のフォームにCPを打ち込んでる様。
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ゴール後の諸々を済ませ結果のことはひとまず忘れて乾杯!
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表彰式
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結果からいうと見事優勝!
なんだかんだ自転車に乗り始めて十数年はじめての優勝?
とにかくきつかった事もあってめちゃくちゃ嬉しかったー!!
リザルトを確認するとライバルチームとはたったの40点差しかなく、最後の八剣山小屋が勝負を分けたようです。
仮にわたし達が八剣山小屋を見つけられなかったら同率首位。
制限時間をオーバーしていた場合ちょうどひっくり返る点差。
本当に最後まで集中を切らさず頑張ってよかった!
一緒に走れて優勝できて本当によかった!お疲れバディ!
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八剣山EASY MILESに参加してみて
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『トレイルランニング=山道を走る』と漠然と分かっていても、未経験者は身近に経験者がいないとそもそもどこを走ったらいいかも分からないもの。(グラベルライドなんかもそう)
そんな初心者に向けてこんなに間口の広いイベントがあるなんて最高ですよね。
しかも参加していた方達がみんな笑顔だったのが印象的。
もちろん我々もギリギリの戦いを繰り広げながらめちゃくちゃ楽しませてもらいました!
実は札幌市の面積の約半分は南区。
今回走った場所のほとんどが自転車で行ったことのない場所ばかりで、「ここ本当に札幌?」と思うような大自然と景色に魅了されっぱなしでした。
きっと今回はEASYなイベントだったため、CPを設定された方はまだまだ自転車で楽しめるディープな南区のグラベルやトレイルをたくさん知っているはず!
また何かTRAIL HUTさんの自転車を絡めたイベントがあれば積極的に参加してみようと思います!
そして来年はディフェンディングチャンピオンとしてまた必ずサイクルロゲイニングに参加するので、気になった方はぜひ積極的に参加しましょう!